「読解力を上げたいなら本を読みなさい」
よく言われる言葉です。
学校の先生がお勧めの本を紹介されたり、お子さんに読ませたい本を渡される親御さんもいると思います。
本を読むのは確かに大事です。
ですが同時に、嫌々読んでいても読解力はつきません。
自分がつまらないと思う本を、
人に言われて嫌々読んでも、
流し読みになって、
文章としっかり向き合うことができません。
最終的には、
内容が頭に入ってこないで
眠たくなってきたりもします。
夢中になって本と向き合うからこそ読解力は上がるものだと私は思っています。
ですから、国語の文章題が苦手な子には、
その子の興味のある分野から本を選んであげてください。
(本人に選ばせてあげてもいいです)
挿絵の多い本でもいいですし、
児童文学でもいいです。
サッカー選手の伝記でもいいですし、
スポーツ科学の本でもいいです。
花についての本でもいいですし、
料理本でもいいです。
その子が興味を持てそうな本を、探し出してあげてください。
本が苦手な子は、
自分に合いそうな本を探すことも苦手な子が多いです。
子どもの興味を聞いて、
関心に沿った「よさそうな」本を
一緒に探してみるのも楽しいかもしれません。
まず、本を開くことに抵抗感をなくしてもらうこと。
本を楽しいと思ってもらうこと。
そこから、本と向き合う・書いてある文章をしっかり読むことが始まります。
「好きこそものの上手なれ」
まず、好きになれるように工夫をしてみましょう。
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寺子屋アテネの小学生の読書の授業では、
色々なジャンルの本を読みます。
生徒の好みに合わせた本も選びますが、
他の生徒の好みの本や、
生徒が普段読んでいないようなジャンルの本も授業中に織り交ぜます。
自分の興味のあるジャンルの他にも、
自分が選ばないような多種多様な本に触れることで、
普段読んでいる本と違う世界にも触れ、視野や世界観を広げられます。
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2022年3月31日