答えが間違うことを怖がる傾向にある子が多いな、と最近思います。
私も子どもの頃は、その傾向が強かったなと思います。
失敗を極端に怖がり、正解を言わなきゃ恥ずかしい!と思っていました。
間違った回答を答えても、周りの人たちは何も思わないし、
指をさして笑ったり、怒ったりすることはないと今では分かるのですが、
どうしても周りの目を気にして、不正解が恥ずかしい、と思いがちです。
大人になってからも
「できないことは恥ずかしい」
という気持ちはまだ根強くありますが、
「初めから成功ばかりの人はいない」
「成功からより失敗から学ぶことの方が多い」
とも思うようになりました。
失敗を拒絶して、目をそらしていても、
同じことをまた繰り返すだけだからです。
勉強面でも、
間違えた問題について、
自分の考えた回答がなぜ間違ったかを後から振り返ることも、
考える力をつける上で重要なことです。
例えば、周りができる子ばかりだったら、
皆正解しているのに自分だけ不正解だったら恥ずかしい
と思う気持ちは当たり前のものです。
でも、そこから、「間違えや失敗から学ぶ」
ことを大切にするようになると、
間違った問題は、正解した問題よりも大切なものになるでしょう。
社会に出てからは、答えなんてないことが多いです。
でも、日本の学校では答えが決まっている問題が多いです。
アテネは、勉強で、周りとの競争心や早く解ける事に意欲を燃やすよりも、
良問とじっくり向き合い、
自分の頭で考えて道筋を立てて論理的に考えられることと、
自主的に勉強に取り組んで、失敗から自分で何かを学び取る姿勢を大切にしています。
極端かもしれませんが、
失敗をしたら振り返って反省すれば学びを得られる!
と考えると、少しは失敗を受け入れられるかもしれません。
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2022年8月7日