完璧主義者になっている自分に気づくこと。

仕事や何かを作るうえで、完璧や理想を求める姿勢は大切だと思います。

突き詰めることでクオリティが上がり、
他より突き抜けた仕事や表現になり、
よりブラッシュアップすることができる。

プロフェッショナルと呼ばれる人たちに求められるものです。

でも、その「完璧さ」を、人間にも求めると苦しくないか…?
と気づいた話をします。

生徒がもっと積極的に勉強と向き合ってくれたら嬉しいのになぁ、とか。
もっと、真面目に勉強をしてほしいなぁ、とか。
言うこと聞いて欲しいなぁ、とか。

心の中で生徒に変化を求めている場合があります。

その気持ちがあるので、
もっと積極的に勉強向き合ってくれるように頑張ろう!
とか、
宿題やってこなかったから気を引き締めて貰おう!
とか。
意気込むもののうまくいかず。

生徒の気持ちは生徒のものなので、
自分が意気込んでも、
空回りしたり、対応を間違ったりすることばかりです。

「完璧」は必要な時もあるけれど、
人間に完璧を求めても、窮屈なだけ。

相手に伝えなくても、
私が相手に対して、
いいと思っているわけではないことは、
察してしまう子はいるのではないかと思います。

自分が相手に期待するほど、
相手が自分の思うように変わって、
動いてくれることは
難しくなると思います。

なのに求めてしまっている。
それに傷ついたり落胆したりしている。

相手だけではなく、
自分自身にもハードルを高くして、
失敗した気になり、
落胆したり精神的に不安定になっている。

今はだめだ、もっとこうならなきゃ。
と、今の状況を否定して、
自分にも何かを求めている時は、
精神的に不安定です。

完璧な人間はいない。
自分も他人も完璧になれない。

それよりもいい面もしっかり見て、
いっぱい笑って、日々のささやかな挑戦を楽しみながら、
「今よりもっと良くなろう」
と前向きに取り組むのが、
楽しく生活する第一歩なのかなと思いました。

自分に対してこんなんじゃダメだと思ったり、
相手にもっとこうしてほしい!と思ったときは、
「今、完璧主義者になってるよ」と
自分で気づいて、
肩の力を抜くことを、
日頃から心掛けたいと思います。

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2023年5月14日