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読書 「理解力」とは?

子どもたちがいきいきと勉強する中で、大人になってからも役立つ地力を養っていきたい。

では、大人になってからも役立つ地力とは何だろうか?
と考えた時に、一番根幹の部分になってくるのは理解力だと思います。

教科書を読んで、理解ができたら、勉強は自分でできますよね。
また、先生の授業を聞いて、理解が出来たら学校の勉強もできると思います。

「理解」というものには深さがあると思っていて、
どれだけその背景、成り立ちや意図をくみ取れるかで、
理解度合いは大きく変わってきます。

例えば算数や数学の学校の教科書の、
例題を読んで、その背景にある成り立ちや意図までくみ取って応用にも生かせる人もいれば、
行間はくみ取れなくても、例題は理解しているので類題は解けるようになる人もいるし、
例題を見ても、よく分からないなと思う人もいる。

どんなレベルの人でも、理解する力を高めていきたい。
そう思ったときに、理解力を深めるためには何がいいかというと、

まず初めのステップは、「理解しようとすること」だと思います。
それには自分が面白いと思う本を楽しんで読む。夢中になって物語やお話を楽しむことが、
一番自然で、能動的に、自分のペースで「理解しようとする」ことを子どもたちが体感できると思っています。

そういう経緯もあって、寺子屋アテネは、読書の授業を根幹とし、小学校低学年のうちから開講しています。

仕事をすると、
人と関わり、人の話を理解するということが、多くの場面で必要になってくると思います。
理解の度合いが深い人というのは、たとえ相手がぼんやりとした説明をしても、
その人の意図をうまくくみ取って的確に返事や行動をしているなと思います。

そこまでの力を身につけられる人は、一部の人なのかもしれませんが、
その根底にある「理解しようとする」姿勢は、その人の経験次第で、
誰にでも身につけられると思っています。

読書の授業では「伝える力」も大切にしています。
それは、次の投稿でお話できればと思っています。


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2025年2月16日