- 寺子屋アテネ
読解が苦手な子への対策
ピックアップブログでは、過去のSNSの投稿で、人気のあった記事をピックアップしてお届けしています。
今回は、2019年7月29日のアメーバブログからの抜粋です。
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こんにちは。
今日の小5の読書の授業は、
・小4の振り返り漢字テスト
→
「何で読書の授業なのに漢字やるの~?」
「漢字読めないと本読めないからね~」
「読み仮名ふってあるからいいじゃん」
「中学の教科書に読み仮名はふってません」
「まじで?」
「まじで」
というやりとりをしつつプリント3枚解いてもらって…
・故事成語プリント
「辞書で調べてもいい?」
「いいよ」
優秀優秀と進め…
・敬語プリント6枚
「めんどくさーい!」
「がんばれ!」
気合で解かせて
・脳トレテスト
楽しく解けるように計算されたゲームのようなテスト。
「これたのしい~」
ささっと解いて終わりました。
最後に、『羅生門』の2ページを印刷して、
色がついている単語に〇をして、
想像した色を書き込んで、
最終的に冒頭の話で浮かんだ風景を絵に描く。
ということをやりました。
小説の描写を、
カラーで頭の中で映像化できるように練習しておくと、
読解が深まります。
具体的には、
小学生のうちは、
情景描写がしっかりした文章を2ページくらい抜き取って、
〇をつけて色を書き込み、
最終的に2ページに出てくる情景描写を絵で描く
というのを時々やらせる。
小2、小3、小4では絵付きの読書感想文を授業のたびに書くのですが、
学年が上がってきたら、ちょっと難しい文章で行います。
正確に情景描写を読み取って描けるようになれば、
正確に心理描写も読み取り易くなります。
読書が苦手な子は、ひとつひとつの文章を丁寧に読むことが苦手です。
正確に情報が読み取れないのです。
あるツイートで、
「国語苦手な子に、
レシピ本を使って親に聞かずにその通りに料理を作ってみよう。
と言って何ヶ月か実践してもらったら
数学と国語の点数が上がった」
というのがありました。
これは、正確に情報を読み取る能力が上がった結果です。
レシピ本でも、お絵かきでも、読解力が上げられる。
身近なところから、少しずつ。
苦手を克服していきましょう。
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料理本通りに料理を作る、文章で書いてあることをお絵かきすることの他にも、
スポーツ好きな子はスポーツ選手の本を読む、
宇宙が好きな子は宇宙の本を読む、
ゲームが好きな子は有名なゲーム開発者の本を読む…。
好きな分野について書いてある文章を熟読させるのも効果的です。
まずは楽しんで、苦じゃなく、面白いと思ってできることが大切だと感じています。