- 寺子屋アテネ
答えじゃなくて、考え方を理解する
ピックアップブログでは、過去にSNSで人気のあった投稿に手を加えてご紹介します。
今回は、2019年8月2日のアメーバブログからの投稿です。
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小学生の問題を家で解いていて、
1+2+3+…+10ってどうやって解けばいいんだっけ?
と母に聞いたら、
55じゃん。
と返答があり、
答えが知りたいんじゃなくて、
答えが出るまでの考え方を教えてほしい、
となりました。
塾で他の先生に聞いたら、
ひっくり返した同じ数を足して
1+ 2+3+…+10
10+9+8+…+1
11+11+11…+11
11が10個ある。同じものをひっくり返して2つ足したので2で割るため、
(1+10)×10÷2=55
となると教えてもらいました。
答えが知りたいんじゃなくて、
他の問題も解けるように、根本的な考え方が知りたいんだけどなぁ…という悩みは
学校でも発生します。
答えしか載ってない問題集…
先生の説明が理解できずにとりあえず写して丸暗記したノート…
親に聞いて答えだけ返ってきたり…
途中の考え方を理解すれば、
類題やちょっとひねった応用問題も解けるようになります。
しかし答えを理解しただけだったら、
いつまででもその問題しか解けません。
これが、
アテネが生徒に教える上で大切にしている姿勢、
答えが合っていればいいいのではなく、
過程の解き方が大切
につながります。
答えが合っていても、
ちゃんと途中過程を理解していなければ、
本当の意味で「問題が解けた」とは言いません。
解き方を理解する。
仕組みを理解する。
理論を理解する。
原理原則を理解する。
この姿勢を、これからも大切にしていきたいと思います。
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同じ原理で、よく授業でも答えだけ、
式も飛び飛びで説明の言葉も書かず手抜きで写すだけの子は、なかなか成績が伸びませんし、問題も解けるようになりません。
ノートを無意識で手抜きをしている子は、意外と多いです。
問題への理解が進まないだけではなく、小学生・中学生ではノートを提出することもあるので、提出点も低くなります。
なので、まず初めの一歩として、「ノートをしっかり取ること」を心がけてみましょう。
もう一歩踏み出すと、黒板に書かれた情報以上を書き込むことも大切になります。
途中の考え方を理解するための工夫はノート以外にもいろいろあります。
自分なりのやり方を試してみましょう。