- athenekuwana
何のために勉強をする?
更新日:3月27日
ピックアップブログでは、過去のSNSの投稿から、重要だと思ったものに手を加えてお届けしています。
今回は、2019年9月27日の投稿からお届けします。
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あなたは何のために勉強しますか?
小学生は…
親に褒めてほしいから。
周りの子に自慢したいから。
おこづかいがもらえるから。
中学入試のため。
とかでしょうか。
中学生は、
順位が1番だと気持ちがいい。
志望校に受かりたいから。
学ぶことが楽しい。
親に勉強しろと言われる。
など。
高校は、
勉強しないと怒られる。
いい大学を目指して。
模試でいい成績を取ると安心できるから。
周りよりできないと劣等感を感じるから。
将来の夢のため。
などなど…。
勉強が好きな子も嫌いな子も、一度、
「自分がなぜ勉強するのか」
を考えると良いことがあります。
勉強が好きな子で多いのは、
「自尊心を満たすために勉強をしている子」
です。
周りに自慢したいから、
親に認められたいから、
勉強をする。
目的は学ぶことではなく、
「いい成績を取り、いい高校(大学)に行って、
自分はすごいと感じたい」
ために勉強をしています。
それもひとつの、
認められ方かもしれません。
でも、それでは、
「じゃあ、成績が落ちた時に自分には価値がないのか?」
ということになります。
自尊心のために勉強をしている子は、
成績が伸び悩むと、
一気に不安定になります。
勉強できない自分なんて価値がないと思っているから。
だから、睡眠時間を削って無茶な勉強をしたりします。
いい高校(大学)に行かないと価値が無いから。
そして、いい大学に入ったことをとっても誇りに思って社会に出たりします。
肩書や学歴に重きを置いていると、
そのままの自分に価値を見出せなかったり、
人を肩書でしか判断できなかったり、
自分の価値も肩書でしか確認できなかったりします。
自分以外のところに価値を見出すから、
その価値観が通用しないと、崩れやすいです。
そういう人には、
「自分は例え何をしてなくても価値がある。
自分が笑って気持ちよく生きていられる生活をする」
ことも大切だと感じてほしいと思っています。
でも、これを未成年の子に分かってもらうのは至難の業…。
家庭環境や学校での生活、
色々複雑に絡み合っての人格なので、
外野がどうこう言っても何も変わりません。
せめて、アテネで
「解ける楽しさ」
「知らないことを知る楽しさ」
「考える楽しさ」
を感じてほしいと思って授業をしています。