- 寺子屋アテネ
ケアレスミス先生は工夫を教える
最終更新: 2019年11月22日
過去のアメブロ記事で人気のあったものを紹介します。
ケアレスミスについての記事の第二回目です。
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2019年5月10日の投稿。
以前、ケアレスミス先生チャレンジをするよという記事を書きました。
(詳細はひとつ前の「アメブロピックアップ記事」をご覧ください)
今日は進捗があったので、報告をするとともに、
なぜ私がケアレスミスに「先生」をつけているのか、お話したいと思います。
なぜ、「ケアレスミス先生」なのか。
それは、うっかりミスを直すというのは大変苦労のいることで、
そのミスを直すことで人は大きく成長すると考えているからです。
ケアレスミスはもったいない、悪いことかもしれない。
でも視点を変えてみて下さい。
このつまずきを克服出来たら、きっとものすごく成長する…!
うっかりミスに対する特効薬はそれぞれで、
他人から言われて直せるものではありません。
自分で考えて、試行錯誤してやっと直るようなものです。
ケアレスミスは、人に大きな課題を与えてくれる、先生なのです。
今日、小学6年生の子が、劇的に変化をしていました。
よく、小さな計算ミスをする子だったのですが、
いつのまにか計算ミスが無くなっている…!
よく見ると、問題を解いた後にもう一度計算式を確認しているようです。
わーーー!すごい!よく考えたね!
と大興奮で、
「これって自分で見直そうと思ったの?」
と聞いたら、
「見直したら計算ミスがなくなるかと思って、自分で…」
と!!!
「どうやったらミスが少なくなるか、自分で考えてみる」
のはとっても大切なことです。
人に言われて見直すのでは、
面倒くさい…
そんなことしなくても…
という気持ちが入り、なかなか思ったようにミスは直せません。
自分で考えて、色々試してみる。
そして少しずつ精度を上げていく。
ケアレスミス先生の学び方です。
しかし、一難去ってまた一難…。
最後の方に、数字の写し間違えのミスがありました。
そういうときは、自分を責めるのではなく、
冷静に赤ペンでチェックして、
自分の記憶に刻み込む。
そして、また新たな工夫を考える。
「人間は考える葦である」
パスカル
ですね。
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ケアレスミス先生には傾向がありますが、
ケアレスミスを直すには
「自分で」その傾向に気づいて、
「自分で」どうしたら直るのか試行錯誤することが大切です。
ほかの人に注意されても、
自分事ととらえられなかったら、
いつまでもミスは直りません。
また、ミスの直し方も、人によって合う合わないがあります。
自分に合う方法は、自分にしか分からない。
寺子屋アテネでは、色々な選択肢を教えますので、
それをもとに試行錯誤しましょう。