• athenekuwana

「考える力」は、情報を整理し、道筋を立てて導くこと

今回は、「原理原則を使って自分の頭で考える」ことについてお話ししたいと思います。


アテネの生徒さんの中には、どうしても「難しいことをやらなければ」「難しく考えなければ」と思い込んでいる子がいます。


ですが、アテネの基本方針の「原理原則を使って自分の頭で考える」ことは、難しくごちゃごちゃと考える事とは実は真逆で、「情報を整理し、基本の考え方を使って、道筋立てて考える」ことですので、もっと単純で、分かりやすい過程を踏みます。


例えば、「等式の両辺から同じ数を引いても、等式の値は変わらない―①」という原則をアテネは小学6年生で習います。中学の方程式を解くことになった時に、y+2=4の式をy=□の形にする方法を自分で考えなさい、と言われた時に、小学生の時に習った①の原則を思い出して、両辺から2を引いて、y+2-2=4-2よって、y=2だ、と自力で導き出せるのが、「考える力」の一端です。


また、「両辺から同じ数を引いても等式は成り立つ」という原則には、「つり合っている天秤の文鎮を同じ重さずつ左右から引いてもつり合う」という、等式の両辺は同じ数を表しており、そのイメージは天秤で考えられる、という数学的なイメージ・感覚を持つことも含まれています。


四則と整数、小数、分数が入り混じった計算を見た時に、まずは、「×・÷を先に計算してその後に+・-を計算する」「分数は小数に直すと永遠に続くものもある」という基本的な知識に基づき、では「小数と分数の混じった計算の時は、全て分数に直してから計算しよう」「×、÷をまず計算して、その後に+、-を計算しよう」と、情報を整理し、解き方の道筋を立てられることが大切になってきます。これは読解力にもつながります。


応用問題を解けることよりも先に、①基本の知識・原則をしっかり覚える。②問題文を整理して、問題文に忠実に式を立てる。③立てた式を、原則を使って、解を導き出す。この基本的な練習を日常的に行うことが、考える力を養うきっかけになります。


正確に情報を読む力や情報を整理する力は勉強以外でもつけることはできると思います。例えば、手順通り忠実に料理やお菓子を作ることで正確に情報を読む力を、カバンの中身や部屋をすぐに見つけやすく整理整頓することを通して、情報を分類・整理する練習ができます。


塾で学ぶ時間は1~2時間と、一週間で考えるとほんの一瞬の時間です。自習への取り組み方や日常生活をどう過ごすかで、お子さんも変わってくると思います。

1回の閲覧0件のコメント