日々の気づき1 そういえば!と成長に驚く

日々の気づきコラムでは、
日常の授業の中でのちいさな発見を
忘却録の意味もかねて
紹介していきたいと思います。

2024年1月13日に、ちいさなりかしつさんとのコラボイベント、
理科実験ワークショップを開催しました。

小学生向けの当イベント、
急に寒くなったので、体調を崩された方もいましたが、
参加できた皆さんは笑顔と元気がいっぱいでした。

低学年の部と高学年の部に分けて開催したのですが、
低学年の部では、
試験管の中に結晶が育っていくのも興味津々、
他の実験の合間も隙あらば試験管の中身を見に行っていました。

最後には、試験管の中の割りばしもキラキラしているから持って帰りたい!と全員持って帰ることに。
大人ならゴミとして捨ててしまうようなものも、
持って帰って取っておきたいと思うなんて、
子どもの見る世界は、大人が見落としがちな多くのものが
輝いて見えるのだろうなーと思いました。

モールで好きな形を作ってそこに液を吹きかけ、
結晶を育てる実験では、
全体的に凝り性な子が多く、
素敵な作品ができました。
カラフルなモールから出てくる発想は多彩で、
作っている間は楽しそうで、
どの子も自然と創造する喜びを感じているのだな、と嬉しくなりました。

低学年の部が終わって、
高学年の部までの休憩中、
ことり先生と参加者のある子のお話になりました。

5月の時の理科実験ワークショップにも参加してくださって、
今回もリピート参加してくれた子が、
落ち着きが出て話がちゃんと聞けるようになっていた、というものです。
2023年の5月から、今回の2024年1月の開催まで、8か月の間の成長です。

たった8か月とも言えますし、8か月も経ったからとも言えます。
私たちは、毎週授業で生徒さんたちと会っていると、
学力的な成長は感じても
精神的な成長はなかなか気づきにくいですが、
8か月前の理科実験ワークショップのことを思い出すと、
確かにワークショップを受ける姿勢が全然違う!と驚きました。

以前理科実験ワークショップにリピート参加してくれた他の子を見た時も、
おっ、この子、落ち着いたなぁと思ったことを思い出し、
今回リピート参加の子と、以前のリピート参加の子、
2人とも寺子屋アテネの読書の授業に参加してくださっている生徒さんだったので、
手前味噌ですが、読書の授業で傾聴の力が、ついてきているのか…?
(精神的な成長にはもちろん、いろんな要素があると思いますが、読書の授業が少しは成長の糧にもなっていると嬉しい)
と嬉しくなりました。

毎週会っていると感じにくい精神面での成長を、
科学の講習会や理科実験ワークショップのイベントを開催することで感じられて、次の活力にもなりました。
日々の授業だと生徒の言動はささやかで記憶に残りにくいのですが、
たまに行うイベントだと印象深くて意外と細かな言動まで覚えていて、良いものです。

親御さんも、
たまにあるイベントごとの記憶を思い出して、
お子さんの成長を改めて感じてみるのも新鮮な気持ちになれて良いかもしれません。


寺子屋アテネの詳細はこちら

2024年1月16日