- 寺子屋アテネ
ピックアップブログでは、過去のSNSの投稿から、重要だと思ったものに手を加えてお届けしています。
今回は、2019年9月30日の投稿からお届けします。
=========================================
TOYOTAの社長の発言で、
『正解の選択をする力じゃなくて、
自分が選択したものを正解にする力が必要なんだよね』
という言葉が印象的だったというツイートを見ました。
私たちは、学校の教育で、
『間違えない』
『社会の思う正しいことを選択する』
ことを教えられてきました。
発言をするのも、挙手をして、正解の回答をすること。
読書感想文も、いいことを書くこと。
道徳の授業では模範的な回答をして。
学校によっては、偏差値の高い大学にいくことが良いことだと言われたこともあるでしょう。
失敗は恥ずかしいこと、
レールから外れることは、
悪いことだと思っている人も多いかと思います。
でも、
最近思うのは、
「その時失敗したと思って落ち込んでも、
あとから振り返って、あの時の失敗があったから
ここで失敗の時に得た経験を活かせた」
と思うことは、人生の中で多いということ。
その時は失敗・間違いだと思っても、
後から振り返ると大切な経験だったと思うことは意外と多いです。
あの時大変だったけど、この選択・経験をしておいてよかった。
そう思えたら、それはもう失敗でも間違いでもありません。
例えばこの先、
大切な入試で答えを間違えることも、
先生に怒られることも、
恥ずかしいと思う経験をすることも、
もしかしたら志望した学校に入れないことだって、
あるかもしれません。
成功よりも、失敗からの方が、
学ぶ点は自分で見つけやすいと思います。
今は失敗だと思っても、
いずれはこの経験も良かったと思える時が来るんだと思うと、
少しは荒れている心が落ち着くかもしれません。
底につくまで落ち込む、というのも、
底に着いたらあとは浮上するだけなので、
ひとつの手法ですが、
失敗に押しつぶされそうになった時は、
この記事を思い出してみて下さい。