忍耐強さと集中力の関係

塾は、効率的な解き方や、より簡単な方法を教えてくれる
ところだと思っている人はいませんか?

そういう側面もあるでしょう。

でも、すぐに分からなかったら解法を教えてもらって、
なぜそうなるか?理解せずに
効率的な解き方や、テクニックばかりに走ると、
自分の頭で考える力がつきません。

時間をかけて自分で頭を悩まして問題と向き合ったりせず、
分からない問題は解法を見てパターンを覚えこんで、
問題はスラスラ解けて当たり前!
というような感覚でいると、
後々、大学受験や大学入学後の授業で困ります。

大学の問題は、
すぐ考えれば答えが出るような問題ばかりではありません。
一目見て問題の解き方が分からないけれども、
色んな方面から問題を見つめながら、
どうにか道筋を見つけ出す、というようなものも必ず出ます。

問題を考えるときに、
必要になってくるのは忍耐力だと思います。

分からない問題も、すぐにもうやだ!!と投げ出さずに、
うまくいかなくても、諦めずに向き合う力。

一方方向からばかり考えるのではなく、
その考え方でうまくいかなかったら、
一番初めに戻り、違う方面から考え直す力。
その忍耐強さが、集中力にもつながってくるのだと思います。

アテネでは小4でルービックキューブを使いますが、
最初の方、失敗して崩れてしまったら
「もうやだ!!難しい!つまらない!」とすぐに投げ出してしまっていた子も、
3か月くらい経つと、たとえ手順を失敗してしまっても、
投げ出すことなく、また1から組み立てていきます。

ルービックキューブは「丁寧にきっちり行う」ことを学ぶことにも重きを置いているので、
本当は間違えたりせずに、1回できっちり合わせるのが最良なのですが、
たとえ間違って1からやり直しでも、面倒がらずに1からやり直す姿勢も、同じくらい大切なものです。

ルービックキューブへの向き合い方が変わってくると同時に、
文章問題への解き方の姿勢も変わってきます。

文章問題は、難しい問題は、1問につき20分~30分の考える時間を与えます。
最初の方は20分の考える時間の途中で
、考えることに飽きて遊び始めていた生徒たちが、
そのうち、考える時間の間は机に座って問題を眺めるようになります。
そして、5分や10分考えて分からない問題も、
20分から30分かけて自分の頭で考えて解ける場合も出てくるようになります。

諦めないで問題に向き合う強さを見ていると、
以前と比べて忍耐強くなった、とも言えますし、集中力が上がった、とも言えます。

忍耐強さ、
コツコツやる力、
地道さ、
粘り強さ、
集中力。

そういったものを、
アテネは75年以上、人を育てる上で大切にしてきています。
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寺子屋アテネは1946年から75年以上続く老舗の塾(個人塾)です。
小学生では学年合同の自習型の塾が多い時代に珍しく、
少人数ながらも学年別の授業形式で小学生の「読書(国語)」「数学(算数)」を行っています。
授業の内容は、学校の内容とは異なる、長年の実績に基づく独自カリキュラムで、
「学校で教えてくれないことを教えてくれるから楽しい!」というお言葉を生徒さんからいただいています。

小2、小3、小4、小5、小6では、
読み聞かせと音読で多くの本に触れ、読書感想文で自分の気づき・ひっかかりを覚えたこと・気になったポイントを言葉で表す「読書(国語)」

小4、小5、小6では、
公式や約分、通分などの日ごろ私たちが「暗記したり、なんとなく感覚で行っている計算」の原理を学び、
その原理を用いて、自分の頭で考え、複雑な計算もきっちり合わせる計算力をつける「数学(算数)」を行っています。


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2022年9月14日