答えを間違えることを、怖がらない。

寺子屋アテネは小学生も学年別の授業形式で行っており、
説明の途中で、生徒に回答を求めたりもします。
生徒を指名して答えてもらう中で、感じるのは、
答えを間違うことを怖がる傾向にある子が多い、
ということです。

答えが合っているかひやひやし、
正解しているとほっとする。
私も学生時代を振り返って、その傾向が強かったなと思います。

間違いを怖がる子は、
きっと間違い自体を怖がっているのではなく
間違った答えを言って先生に怒られたり、あきれられたり、
周りの子に笑われたり、蔑まれたりしたらどうしよう…。
という想像上の恐怖が多かれ少なかれあるのだと思います。
答えを間違うのは恥ずかしい 、と思うのは、そういう深層心理が影響しています。

でも、例えば、全く自転車に乗れないのに、
初回でいきなり自転車に乗れるようになる子はなかなか居ません。
最初は補助輪をつけて、ペダルのない自転車を使ったり、
転んだり、親に後ろから支えてもらったりして、
できないながらも時間をかけて挑戦することで、
最終的に自転車に乗れるようになります。

「できない時期・拙い時期」を経験しない人間なんていません。
どんな著名なプロスポーツ選手でも、どんな著名な作家や画家でも、
始めたては初心者です。

赤ちゃんは、自力でトイレにも行けません。
訓練を経て、できないし失敗もするけど、
あきらめずに練習を続けて人はやっと能力を習得します。

トイレトレーニングをする赤ちゃんは、
失敗することを恐れていたのでしょうか?
親と自転車を練習する時、
失敗に対してひやひやしていましたか?

人は前向きにある事柄を習得しようとするとき、
アテネでは真面目に勉強と向き合っている時、
その姿勢自体が尊いものであるので、
周りの目なんて恐れる必要はないのです。

間違えることを怖がらずに、
周りの事なんて気にせずに、
出来るようになる日を信じて、訓練する。
前向きに、自分と向き合い、
試行錯誤しながら続けること。

それは、勉強だけでなく
日常生活の習慣化であったり、
創作活動であったり、
部活動で会ったり、
色んな事に言える姿勢なのではないでしょうか。

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寺子屋アテネは、三重の桑名市で昭和21年から続く老舗の学習塾です。
小学生では珍しく、学年別に授業形式で教えています。
カリキュラムは長年の実績に基づいた独自のカリキュラムで、
本に親しみ、自分の感想や気づきを自己表現できるようになる「読書(国語)」と
公式の成り立ちや、私たちが当たり前に暗記している事柄の原理を知り、
論理的思考力を養う「数学(算数)」があります。
小学生の読書は、小2、小3、小4、小5、小6
数学は小4、小5、小6が対象です。


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2022年10月3日